2019年5月4日土曜日

【ロンドン通信2】2019年のチャレンジ

EU離脱と地方選挙の話でもちきりのイギリスからお便りです。

さて、今年の樂♪ together コンサートの構想が少しずつ固まってきました。

私はここ10数年、日英の架け橋、文学と音楽の架け橋を目指しています。

今回は初の試みとして、
私が教鞭をとるロンドンのモーリー・カレッジの作曲家コースの学生と
札幌でのピアノサマーセミナー「樂TOGETGHER」のコラボを企画しています。
具体的には、作曲家コースの学生に小泉八雲(  ラフカディオ・ハーン)の
怪談「雪女」を紹介し、ピアノ曲(イーノック・アーデンのように朗読と
ピアノを合わせる形態)を創ってもらいました。

英国人として生まれながら、日本に帰化し日本文学に多大な貢献を残した小泉八雲に
モーリーカレッジの学生も、樂TOGETHER参加者も大変興味を持ってくれています。

学生たちの日本への関心は、私が想像していた以上に高く、
1曲だけのつもりが、学生5人が作曲し、結果、2曲を日本で初演します。
(出来があまりにも良かったので、1曲に絞り切れなかったのです!)

8月31日の豊平館におけるガラコンサートでは、
その他にも詩や伝説にインスピレーションを受けた作品を選び、
プロの朗読家に援助出演を依頼し、私と参加者がピアノを演奏します。

小規模ではございますが、札幌・ロンドンの学生のコラボによる、
日英の合作のコンサートになります。

演奏者、聴講生、ともに募集しておりますので、
ご興味のある方はぜひ下記をご参照ください。
https://gaku555.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

今年も北海道日英協会からご後援をいただけるとご連絡をいただき
さらに今年は新たに札幌市からご後援いただけることになりました

また、これまでの実績が認められ今年は札幌市から「文化芸術振興助成金」
 をいただくことができました。この助成金は、札幌市が文化芸術(美術、文学、
音楽、演劇、舞踊等)の振興に寄与する活動に対し交付するもので、「樂
 TOGETHER」は、”国際文化交流活動”の枠でいただくことができました。

温かいご支援を心から感謝しています。
ぜひ、これからも樂♪ togetherをよろしくお願いいたします。

ピアニスト 関治子

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