2019年8月8日木曜日

個人レッスンを開始しました

樂♪together2019 では、ピアニスト関治子が英国より帰国し、
7月より個人レッスンを開始しました。

現在3回目が終わり、レッスンの後にはメールで補足などがなされています。
今年の札幌の猛暑に負けず、樂も盛り上がっています。

8月31日(土)19時~ コンサートでは、ぜひ、
元気な姿を観にいらしてください。一同、楽しみにしております!

***
関治子とゲストプレイヤーで奏でる
樂♪together 2019 「ピアノ&ことば」

8月31日(土)19時開演(18時半開場)
豊平館(札幌市中央区中島公園内)
2000円(軽食・ドリンク付)

<チケット購入> 8/20にチケット予約を終了しました
道新プレイガイド
札幌市中央区大通西3丁目 道新ビル北1条館1階 道新大通プラザ内
電話 0570-00-3871(10時~18時 日曜休)

樂♪together事務局
email: gakutogether@gmail.com

<プログラム>

第1部 関治子 独奏
詩人は語る『子供の情景』より    シューマン
デコレーションズ          J.アイアランド
 1.魅惑の小島
 2.ムーングレード(林間の月明かり)
 3.深紅の儀式
ダッタン人の踊り『イーゴリ公』より A. ボロディン

第2部 ピアノ&ことば
関治子・ゲストプレイヤーのピアノと朗読の協演

朗読:ヨミガタリストまっつ(松本直人)
『さらばストロムネス』        P.M. デイヴィス
『ロータスランド(桃源郷)』     C. スコット
『月の光』『亜麻色の髪の乙女』   ドビュッシー
『マ・メール・ロア』(連弾)    ラヴェル

朗読:つくね
小泉八雲の『怪談』より
 1. 『むじな』  ノルドグレン
   2. 『雪女』   フィリップ・ル・バ*
   3. 『雪女』   キース・ウィルソン*
*モーリー・カレッジ・ロンドン特別企画

第3部 交流会(軽食・ドリンク付)

演者の氏名やプロフィール等は、チラシをご覧ください。
当日、皆さまにお会いするのを楽しみにしております!





2019年7月12日金曜日

8/31(土)コンサートのご案内

樂♪togetherブログをご覧いただき、ありがとうございます。

3回目を迎える2019年8月31日(土)のコンサートチラシとチケットが完成しました!
今年は「ピアノ&ことば」「日英の架け橋」をテーマに、多彩なプログラムをお届けします。

なかには初披露となる小泉八雲の「雪女」も。これは英国の大学の学生が特別に作曲してくださったもので2パターンあります。第3部ではご来場の皆さまとの会話を楽しんでいただきます。ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください。

(8/20に予約を終了しました)
チケット取扱:
道新プレイガイド、教育文化会館、市民交流プラザチケットセンター
または、樂♪together事務局までご依頼ください。
→ gakutogether@gmail.com
  1枚2000円(茶菓とドリンクつき)です。

<道新プレイガイド>
電話:0570-00-3871(10時~18時、日曜休)
住所:札幌市中央区大通西3丁目 道新ビル北1条館1階 道新大通プラザ内

(募集終了しました)
また、聴講生を7月31日まで募集しています。
今回は、ピアノのレッスンのみならず、詩の解釈、朗読とのコラボレーション風景も学べる、とても贅沢なワークショップです。

関治子の個人レッスンあり:1万5千円
(個人レッスン1回+ワークショップ聴講(8/3土、8/24土)+当日チケット1枚)

関治子の個人レッスンなし:1万円
 ((8/3土、8/24土)+当日チケット1枚)

ワークショップは札幌市内で開催します。
(場所はご参加いただく方にメールでご連絡いたします)
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。(募集締め切り 7月末)
→ gakutogether@gmail.com

***
<コンサートのプログラム>
8月31日(土)19:00開演(18:30開場)
豊平館(札幌市中央区中島公園内)
2000円(軽食・ドリンク付)

第1部 関治子 独奏
詩人は語る『子供の情景』より    シューマン
デコレーションズ          J.アイアランド
 1.魅惑の小島
 2.ムーングレード(林間の月明かり)
 3.深紅の儀式
ダッタン人の踊り『イーゴリ公』より A. ボロディン

第2部 ピアノ&ことば
関治子・ゲストプレイヤーのピアノと朗読の協演

朗読:ヨミガタリストまっつ(松本直人)
『さらばストロムネス』        P.M. デイヴィス
『ロータスランド(桃源郷)』     C. スコット
『月の光』『亜麻色の髪の乙女』   ドビュッシー
『マ・メール・ロア』(連弾)    ラヴェル

朗読:つくね
小泉八雲の『怪談』より
 1. 『むじな』  ノルドグレン
   2. 『雪女』   フィリップ・ル・バ*
   3. 『雪女』   キース・ウィルソン*
*モーリー・カレッジ・ロンドン特別企画

第3部 交流会(軽食・ドリンク付)

演者の氏名やプロフィール等は、チラシをご覧ください。
当日、皆さまにお会いするのを楽しみにしております!













2019年7月11日木曜日

ごあいさつ 樂togetherについて

この10年ほど、ロンドンの成人学校モーリーカレッジにて上級者から初心者までのコースでピアノを教えています。学生の人種や職種や地位は多岐にわたり、ロンドンの多様性を反映しているかのようです。多くの高齢者が熱心に学んでいますーー沢山の80代や90代が、10代の学生たちと一緒になってレッスンに打ち込んでいるのです!その様子に大いなる刺激をいただいています。人種や社会的地位、宗教、信条、性的志向を問わずに一体となって楽しめるのは、ひとえに、私たちがピアノ愛でつながっているからだと感じています。

 
「樂 together」は札幌でもその経験をわかちあいたいという思いからスタートしました。夏の7週間にわたってワークショップや個人レッスンを重ね、「同好の士たちと音楽する喜び」を体験します。プレイヤーや聴講生には、英国のピアノ検定ABRSMのグレード5(ブルグミュラー完了程度)以上の方でしたらどなたでも参加できます。この試みがユニークなのは、プロのピアニストと愛好家が力を合わせて公開コンサートを開くことです。毎年なにかしらの「テーマ」を決めているのも特徴です。今年は2019831日に札幌の豊平館で開催します。

講師の私はロンドンと札幌を拠点にコンサート活動を行っており、英国や欧州、アメリカ合衆国、そして母国である日本で演奏してきました。英国王立音楽院で学び、修士課程を修了する際には最高の演奏ディプロマである「リサイタル・ディプロマ」を取得しています。といっても初めての学位は英米文学で、渡英前に北海道大学文学部で取得したものです。それゆえ、私は長きにわたって音楽と文学の接点を探求してきました。2019年の夏はいよいよ、樂together3回目にして「ピアノと言葉」というテーマに挑戦し、詩人や文学者にインスパイアされたピアノ曲をお届けします。ピアノを愛する札幌の皆さまとレッスンやワークショップ、コンサートでお会いできるのを心待ちにしています。

ピアニスト
関 治子  

Hi there,

 We are a group called " GAKU TOGETHER " , a group of music lovers, in particular,  we are enthusiastic about piano music.  We find it a great pleasure to share our joy of music with like-minded people through workshops and individual lessons over seven weeks in summer.  Anyone who is above ABRSM Grade 5 (equivalent to completion of Burgmuller) is welcome to join us as a performer or alternatively as an observer in our  workshops . This group is unique in that a professional pianist and amateur piano lovers meet and work toward making a public concert  which will take place in Hoheikan, Sapporo, on 31st August 2019. Each year, we choose a different theme and make a programme based on it----this year's theme is " Piano & Words "

Over the last ten years, I have been teaching at Morley College in London. My courses are wide ranging, from beginners' course to advanced level.  The students come from all walks of life, reflecting London's diversity in ethnicity, religion and  belief.  It is very inspiring to see many older generations continue to have a passion to learn.  I have many students in their 80s or even 90s, who are studying  with teenagers!  People from all walks of life, different races, religions, beliefs, and sexual oriatations are united simply because we all love playing the piano!

 I am the course leader, Haruko Seki, a concert pianist based in both in Sapporo and in London. I have performed extensively in UK, Europe, USA and of course in my native country Japan. I studied at the Royal Academy of Music and graduated with the Academy's highest performance award, Recital Diploma. Prior to coming to the UK, I obtained my first BA degree in English Literature from Hokkaido University, hence my great interest in exploring meeting points between music and literature. This summer I would like to organise our third summer seminar "GAKU TOGETHER" with the subtitle "Piano & Words", featuring piano music inspired by poetry and legend. Please see the programme attached ( or below??)

 Pianist
Haruko Seki

2019年7月5日金曜日

主宰・関治子について



ピアニスト 関 治子(せき・はるこ)/Haruko Seki

北海道釧路市生まれ、札幌市育ち。北海道大学文学部英文科を卒業後に渡英して英国王立音楽院修士課程を首席で卒業、ロンドン大大学院で演奏学および音楽学を修めたのち、ロンドンを拠点に欧州や日本各地で演奏活動を行いつつ英国最古の成人学校モーリー・カレッジで20年近くにわたり教鞭をとっている。道内のピアノ愛好家と共にコンサートを創り上げる音楽の祭典「樂♪together」を、2017年より開催している。

<プロフィール(英文より和訳)>

関治子は音楽評論誌『Musical Opinion』にて「音楽を通して聴衆とコミュニケーションをとる天性の力を備えたピアニスト」と評されており、英国の主要な音楽ホール、ウィグモアやフェアフィールドホール、サウスバンクをはじめ、欧州、アメリカ、アジアでも演奏を重ね、まさに世界を魅了している。

Haruko Seki, described by “Musical Opinion” as a pianist with an innate ability to communicate with her audience” has performed at many major UK venues including St John's Smith Square, The South Bank, Wigmore and Fairfield Halls.  Internationally she has performed in Europe, America and the Far East - Her appeal is truly global!

演奏活動に功績のある者のみに贈られる英国王立音楽院のアソシエイト称号の保持者でもあり、ピアーズ・レーン氏、キャスロン・スターロック氏、クリストファー・エルトン氏の指導を得て、同大学院を最高位のパフォーマンス賞である「リサイタル・ディプロマ」を獲得して修了した。英国の高級紙『ザ・タイムズ』では演奏を評して「音色の美しさに浸り、穏やかな悦楽の世界へと誘われる」と述べている。

An Associate of the Royal Academy of Music, Haruko studied under the auspices of Piers Lane, Kathron Sturrock and Christopher Elton, completing her Master's and graduating with the Academy's highest performance award, Recital Diploma.The Times  has referred to her playing as being bathed in tonal beauty..took one off into a world of serene enchantment.

演奏におけるインスピレーションは、音楽のみならず詩と音楽の交感からも豊かに得られており、それは、音楽への情熱に導かれて渡英する前に、はじめての学位を英文学で得ていることからも由来する。1997年の米国イリノイ州セント・チャールズ国際ピアノコンクール1位をはじめ、クロイドン・シンフォニー・ソロ奏者アワード、英国ブラントピアノコンクールなど、国内外のコンクールでも優秀な成績を修めている。

Her inspiration is derived from a cross fertilisation of poetry as well as music, having obtained her first BA Degree in English literature prior to coming to the UK to pursue her musical passion. She has competed internationally, winning First Prize in the USA's St Charles Illinois International Piano Competition in 1997, Croydon Symphony Soloist Award, Brant Piano Competion ( UK)   among others.

コンサートピアニストとしての幅広いレパートリーには、25以上のピアノ協奏曲を含むほか、ソロ演奏では特に、これまであまり注目されていないサン・サーンスやウィリアム・オルウィン、シリル・スコットの作品などに光を当てている。

Haruko's broad repertoire as a Concerto Pianist encompasses over 25 concertos while amongst her solo repertoire she has taken a special interest in neglected works by Saint-Saëns , William Alwyn and Cyril Scott.

いまや人生の大半を英国で過ごしてきたため、英国と日本の「音楽の架け橋」としての役割を新たに見出しており、近年は英国やアイルランドの比較的無名の作曲的な作品を日本で紹介するプロジェクトを成功させた。2018年春に日本で『イノック・アーデン(アルフレッド・テニスン作詞/R シュトラウス作曲』を英語と日本語で上演した際には高く評価され、その夏に4回にわたって再演された。

Having now spent much of her life in the UK, Haruko now sees opportunity to act as a musical channel between the British Isles and Japan and has recently completed a successful project in Japan promoting the works of lesser known composers of Britain and Ireland. This spring her performance of Enoch Arden in Japan both in English and in Japanese ( Alfred, Lord Tennyson / R. Strauss ) was highly acclaimed by critics and will be repeated 4 times this summer in Japan.

近年のコンサートには、セント・ジョンズ・スミス・スクエアでのベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」をはじめとして、ハロウ & ライスリップ・フェスティバル、英国各地の音楽協会や音楽会での演奏があるほか、リンカンシャーにおけるラロのピアノ協奏曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、バッキングハム・サマー・フェスティバル、ハーロウ・サマー・フェスティバルなどへの出演が予定されている。

Recent performances include Beethoven Piano Concerto No 5 " Emperor " at St. Johns' Smith Square, Harrow & Ruislip Festival , music societies and soiree throughout Britain. Forthcoming engagements include Lalo Piano Concerto and Rachmaninov Piano Concerto No 2 in Lincolnshire, Buckingham Summer Festival, Harrow Summer Festival and music societies in the UK.

  
<批評から(日英併記)

タイムズ紙
「音色の美しさに浸り、穏やかな悦楽の世界へと誘われる。」

The Times referred to her playing as being “bathed in tonal beauty” and whose "vivid colouristic strokes... took one off into a world of serene enchantment"

ケンブリッジ・ネットワーク(クラシック音楽批評)
「ことクラシック音楽批評において使われすぎている“めくるめく超絶技巧”という言葉こそ関治子にふさわしく、さらに輪をかけた賛辞が求められる。ケンブリッジ・オーケストラと協演したガーシュインの『ピアノ協奏曲ヘ長調』では息をのむようなソロイストをつとめ、その流麗さ、熱情、エネルギーに満ちあふれた演奏は際立っており、他の2作品が影にかすむほどだった。」

Cambridge Network: Classical review described,
" 'Dazzling virtuosity' is overused in the lexicon of classical music reviews, but Haruko Seki deserves it with knobs on. She was soloist in a breathtaking account of Gershwin's Piano Concerto in F given at West Road by the Cambridge Orchestra. So fluid, passionate and supercharged with energy was her outstanding performance that it put the other two works into the shade."

ミュージカル・オピニオン誌
「聴衆と交流できる天性の能力と、自身が奏でた音楽から生み出された喜びを共有しようとする熱意にあふれている。…彼女のショパンからは詩情と共に、抑制のきいた華やかさが醸し出される。そして目を見張るような確かなテクニックの成果であるパワーと熟達さに満ちている。」

Musical Opinion described her as “a pianist with an innate ability to communicate with her audience, and an eagerness to share her own evident enjoyment in the music she offered... Her Chopin exuded both poetry and controlled panache... with a power and dexterity that revealed an impressively secure technique”.

ミュージック&ビジョン誌
サン・サーンスのピアノ独奏作品のCDいついて、「素晴らしいピアニストの日本人、関治子は、いくつかのピアノ独奏作品に彼女独特の新鮮で軽やかなタッチを用いて取り組んだ。一点の曇りもない細部へのこだわりと共に、より大きな構想への配慮もあり、じつに魅惑的だ。もしサン・サーンスがこの卓越した演奏に無関心を示すとしたら、私はひどく驚くだろう。」


Music & Vision wrote about her CD of Saint-Saens Piano solo works; “The admirable Japanese pianist, Haruko Seki, applies her refreshing lightness of touch to some of the solo piano pieces. Her immaculate attention to detail is as ravishing as her care over the larger picture…. I would be surprised if Saint-Saens could remain indifferent to performances of this caliber.”

バーミンガム・ポスト紙
「演奏を愛し、自身の喜びを聴衆に鮮烈に伝えることも愛するピアニストであることの素晴らしい発露である。」

The Birmingham Post “a stunning account from a pianist who obviously loves playing, communicating her delight vividly to the audience”.

2019年6月28日金曜日

【ご紹介】「雪女」の作曲者たち

特別企画:英国モーリー・カレッジとのコラボのご紹介


今回の樂♪together2019では、関治子が教鞭をとるモーリー・カレッジ・ロンドンとのコラボ企画として、作曲科の学生達が作品化した小泉八雲の「雪女」をピアノと朗読で上演します。

モーリー・カレッジは英国で最も古い生涯教育の大学の1つです。1889年に創立し、「木星」などで知られる組曲『惑星』の作曲者ホルストもかつて音楽部長をつとめました。英国では、年齢や人種、音楽経験などのバックグラウンドが多様な人々が共に集まって学ぶ生涯教育が充実しています。このたび作曲して下さった二人の学生も、それぞれユニークな経歴をお持ちです。よかったらご覧ください。(日本語は抜粋して訳しています)


フィリップ・ル・バ(雪女②を作曲)

ケンブリッジ大学で自然科学を学び、オックスフォード大学で核物理学の博士号を取得後、グレゴリアン大学で神学と哲学を学び、ローマカトリック教会の司祭として奉仕した。

のちに物理学と電子工学の中学校教育を25年間つとめ、現在はメードストンとロイヤルタンブリッジウェルズ交響楽団で主席バスーン奏者や、ケント州の教会の聖歌隊長として活躍している。


Philip Le Bas’ Biography:
While at school in the 1970s I learnt to play the piano, the flute and the bassoon up to grade 8, and I sang in church and school choirs, memorably in a barbershop group which made its own LP record. I studied Natural Sciences at Cambridge University, followed by a doctorate in Nuclear Physics from Oxford University. Throughout this time I played extensively in orchestras and chamber groups, as well as directing church choirs. In Rome I subsequently studied Theology and Philosophy at the Pontifical Gregorian University for six years and I served as a Roman Catholic priest in the Birmingham area for a further five years, first in parish ministry and then lecturing in Theology in a seminary for training priests. During this time I directed several choirs and began to compose short items for church services.

After leaving the priesthood I turned to secondary school teaching of Physics and Electronics, and I have recently retired after 25 years teaching first in Guildford and then in Sevenoaks, a period which allowed me time to perform extensively in local and London-based orchestras. Currently I am principal bassoonist in the Maidstone and Royal Tunbridge Wells Symphony Orchestras. In the last five years I have become choir director of St Peter and St Paul’s Church, Seal, where my wife is the Anglican vicar. This has been the stimulus for developing new choral compositions, as well as arranging music for a variety of choral and instrumental groups. Retirement has enabled me start composition workshops at Morley College, where I am enjoying the opportunity to experiment with a range of compositional styles.


キース・ウィルソン(雪女③を作曲)

もと臨床科学者。モーリー・カレッジにて、とくにピアノや聖歌隊のための作曲を学ぶ。現在、アマチュアの合唱団に所属。またフォークグループでギター、ブルースバンドとジャズトリオでピアノ、ビッグバンドジャズでベースを演奏。

今回の「雪女」は、物語のキャラクターをイメージしながら、様々な音楽のモチーフを考案することを楽しみながら作曲しました。


Keith Willson’s Biography:
Keith Willson Is a lifelong amateur musician who recently retired from a career as a clinical scientist. He joined the Composition Workshop at Morley in September last year with the aim of writing particularly for piano and choir.  He has sung bass in several amateur choirs and is currently the Mayfield Festival Choir. He also writes and performs songs at folk clubs and open microphone nights. Over the years he has played guitar in folk groups, piano in blues bands and jazz trios, and bass in big band jazz. He was attracted to writing the O Yuki piano piece because the genre was a new challenge to him and he particularly enjoyed devising different musical motifs for the story’s characters.

2019年6月27日木曜日

8/5(月)関治子が札幌で演奏します

みなさま、こんにちは。

8月31日(土)の樂♪ together に先立ち、札幌にて関治子が英国音楽のコンサートに出演します。ソプラノ歌手である村井香子さんとのデュオで、第一部と第二部、内容を少し変えて2回、行います。コンサートのタイトルに親子の、とありますが、必ずしも親子でご来場いただく必要はなく、お子さんが夜の部にいらしていただいても大丈夫です。夕方に開演する第1部には耳なじみの多い曲を多くご用意しています。

ご予約などは下記の問合せ先までお願いいたします。

***

親子で楽しむ歌とピアノのコンサート
大人のための英国音楽

ソプラノ 村井香子
ピアノ  関治子

8月5日(月)
札幌市民交流プラザ スカーツコート
第1部 16:15開演(子供500円、大人1000円、未就学児無料)
第2部 19:00開演(共通  2000円)

お問い合わせ
bluebellsmusic@aol.jp(村井さん)

写真左:村井香子さん 右:関治子 です。どうぞお楽しみに!




2019年5月4日土曜日

【ロンドン通信2】2019年のチャレンジ

EU離脱と地方選挙の話でもちきりのイギリスからお便りです。

さて、今年の樂♪ together コンサートの構想が少しずつ固まってきました。

私はここ10数年、日英の架け橋、文学と音楽の架け橋を目指しています。

今回は初の試みとして、
私が教鞭をとるロンドンのモーリー・カレッジの作曲家コースの学生と
札幌でのピアノサマーセミナー「樂TOGETGHER」のコラボを企画しています。
具体的には、作曲家コースの学生に小泉八雲(  ラフカディオ・ハーン)の
怪談「雪女」を紹介し、ピアノ曲(イーノック・アーデンのように朗読と
ピアノを合わせる形態)を創ってもらいました。

英国人として生まれながら、日本に帰化し日本文学に多大な貢献を残した小泉八雲に
モーリーカレッジの学生も、樂TOGETHER参加者も大変興味を持ってくれています。

学生たちの日本への関心は、私が想像していた以上に高く、
1曲だけのつもりが、学生5人が作曲し、結果、2曲を日本で初演します。
(出来があまりにも良かったので、1曲に絞り切れなかったのです!)

8月31日の豊平館におけるガラコンサートでは、
その他にも詩や伝説にインスピレーションを受けた作品を選び、
プロの朗読家に援助出演を依頼し、私と参加者がピアノを演奏します。

小規模ではございますが、札幌・ロンドンの学生のコラボによる、
日英の合作のコンサートになります。

演奏者、聴講生、ともに募集しておりますので、
ご興味のある方はぜひ下記をご参照ください。
https://gaku555.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

今年も北海道日英協会からご後援をいただけるとご連絡をいただき
さらに今年は新たに札幌市からご後援いただけることになりました

また、これまでの実績が認められ今年は札幌市から「文化芸術振興助成金」
 をいただくことができました。この助成金は、札幌市が文化芸術(美術、文学、
音楽、演劇、舞踊等)の振興に寄与する活動に対し交付するもので、「樂
 TOGETHER」は、”国際文化交流活動”の枠でいただくことができました。

温かいご支援を心から感謝しています。
ぜひ、これからも樂♪ togetherをよろしくお願いいたします。

ピアニスト 関治子

2019年4月21日日曜日

【ロンドン通信】説明会 & ひきつづき募集

***
皆さん、こんにちは。
すっかり暖かいロンドンからの通信です。

4月13日(土)の札幌での説明会では、今夏の樂TOGETHERのテーマ「ピアノとことば」に沿った曲目を紹介し、割り当てました。ドビュッシー、英作曲家のスコット、ラヴェルのマザーグース組曲(連弾)の他、私が教鞭をとっているロンドンのモーリーカレッジの作曲家の学生が樂TOGETHERのために作曲してくれた小泉八雲の「雪女」を紹介しました。

8月31日に豊平館で開催される樂ガラコンサートでは、朗読家による語りを織り込みながら数人で「怪談・雪女」を演奏、世界初演を行います。

樂TOGETHERサマーコースは演奏者としての参加の他、聴講生としての参加者も募集しています。ワークショップで曲のバックグラウンドを皆で語りあい、また、他の参加者のレッスンを聞くことでレパートリーを広げ、仲間を広げ、楽しく学ぶ機会を創り上げたく思っています。応募お待ちしています。

ピアニスト 関治子

***
ガラコンサート(gala concert):ガラは「祝祭」を意味するフランス語で、ガラコンサートは「特別公演」「祝賀音楽会」などの意味です。

ゲストプレイヤー、聴講生の応募についてはコチラをご参照ください↓↓↓
https://gaku555.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

2019年3月21日木曜日

【説明会】4月13日(土)PMに行います

ピアニスト関治子の一時帰国に伴い、この夏の樂♪togetherの説明会を行います。
無料で参加できますので、ご興味のある方はぜひ、この機会にご参加ください。

◇ 説明会
2019年4月13日(土)(予約制/参加費無料)
時間:14時から
会場:札幌市内(中央区)※ご参加の方にメールします。
申込:①お名前 ②メールアドレス(必須) ③お電話番号 を下記にご連絡ください。

<お申し込み・お問い合わせ>
樂♪ together事務局(田口)メール gakutogether@gmail.com

当日は、コンサートでゲストプレイヤーさん達と演奏する候補曲を
関治子が演奏し、イベントの概要を説明します。

樂のリラックスした雰囲気を体験していただき、
ご希望をうかがった上で、参加される方にはレベルに応じた選曲を行います。
※日程や時間はご相談に応じますので、お気軽にご連絡ください。

<演目の例>
・『小泉八雲「怪談」組曲』(ピアノ&語り)
・『ラ・メール・ロア~マザーグースの物語と共に(連弾)』ラヴェル
・『ペール・ギュント ~イプセンの戯曲と共に(連弾)』 グリーグ
・『月の光』『亜麻色の髪の乙女』 ドビュッシー
・『グリーン・スリーブス』 英国民謡  など

2019年3月5日火曜日

【ご案内】聴講生を7月末まで募集します

樂♪together 2019 の参加者を募集しています。
ゲストプレイヤーは定員に達したため締め切りました。
ご応募ありがとうございました。

聴講生はひきつづき募集します。
ワンレッスン付きのコースも設けました。

お気軽に事務局までお問い合わせください。

② 聴講生(募集中)

ワークショップを聴講し、ゲストプレイヤーと共に、
曲の背景などを学んでいただきます。ピアノの経験は問いません。

  参加費 :1万円(ワークショップ聴講2回、コンサートチケット1枚)
       1万5千円(レッスン1回、ワークショップ聴講2回、チケット1枚)
     募集締切:2019年7月31日

① ゲストプレイヤー(募集終了)

一般から募集するピアノ演奏者です。
関治子による個人レッスンとワークショップを受けていただき、
コンサートで一緒に演奏していただきます。
選曲はその方のレベルやご希望に応じて行います。
コンサートでは関治子との連弾、参加者同士の連弾も予定しています。

  参加費 :4万円
      (個人レッスン4回、ワークショップ2回、コンサート参加費)
  申込締切:2019年6月30日


<コンサートまでの流れ>

◇ レッスン&ワークショップ 
2019年7月~
ゲストプレイヤー:個人レッスンと全員でのワークショップ
聴講生:全員でのワークショップ にご参加いただけます。
・レッスン:7月20日(土)、27日(土)、8月10日(土)、17日(土)
・ワークショップ:8月3日(土)、8月24日(土) を予定
※ レッスンの日程は、各自のご要望に応じて調整します。

◇ コンサート
2019年8月31日(土)豊平館(札幌市中央区)

※ 説明会(終了)
2019年4月13日(土)(予約制/参加費無料)
候補曲を関治子が演奏し、概要を説明します。
樂の雰囲気を体験し、ご希望やレベルに応じた選曲を行います。
日程や時間はご相談に応じますので、お気軽にご連絡ください。

<お申し込み・お問い合わせ先>
樂♪together 事務局(田口)
メール: gakutogether@gmail.com


【決定】2019年コンサート概要

2019年のテーマは「ピアノ&ことば」です。

舞台に立つゲストプレイヤーと、聴講生を募集します。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

<コンサート>
日時:2019年8月31日(土)※時間は後日決定
場所:豊平館(札幌市中央区中島公園1-20)

第1部 関治子 独奏

第2部 関治子とゲストプレイヤーによる演奏

・『小泉八雲「怪談」組曲』(ピアノ&語り)
・『ラ・メール・ロア~マザーグースの物語と共に(連弾)』ラヴェルから数曲
・『月の光』『亜麻色の髪の乙女』 ドビュッシー
・『グリーン・スリーブス』 英国民謡  など

※演目は今後の参加者の動向も含めて検討の上、決定します。

第3部 交流会(軽食・飲み物つき)

<お問い合わせ先>
樂♪together 事務局(田口)
email: gakutogether@gmail.com



2018年9月10日月曜日

2018年 第2回 樂♪ together

2回目の 樂♪ together  は、翌年2018年9月4日、
緑あふれる豊平館(札幌市)のクラシックなホールにて行われました。
演奏者は、前年も参加して下さった2名を含む4名。
運営スタッフ合計4名に聴講生3名も加わり、にぎやかになりました。

今回のテーマは「サン=サーンス」。
イギリスで活躍する道産子ピアニスト、関治子が長年研究し、
レパートリーに取り入れてきた作曲家です。

第1部では関治子が独奏でサン=サーンスの「死の舞踏」や
サン=サーンスが敬愛していたモーツァルトとショパンの曲を演奏しました。

第2部では、関治子とゲストプレーヤー4名が交代で「動物の謝肉祭」やワルツ、マズルカを演奏。「動物の謝肉祭」は2人の演奏者が連弾で行いました。優雅な「白鳥」、ダイナミックなフィナーレなどバラエティ豊かです。曲の合間にはサン=サーンスの生涯にまつわるエピソードを紹介し、苦労人だった意外な横顔に、会場を埋めつくした約100人の聴衆が熱心に聴き入りました。

第3部では、イギリスの紅茶やワイン、サンドイッチやお菓子を楽しみながら、3つのテーブルに分かれて聴衆と演奏者が和やかに交流しました。

ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

第2回のご感想、エピソードなどございましたら、ぜひ、コメント欄にお書きください。

第1回、第2回が無事に終わり、スタッフは来年以降どのように実施していくかを話し合っています。

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第2回 樂♪ together

日時:2018年9月1日(土)18:30 開場  19:00 開演
会場:豊平館(札幌市中央区中島公園内)
料金:1500円(軽食&ドリンク付)

<プログラム>

第1部 ピアノ演奏

・関治子 独奏
モーツァルト      幻想曲 二短調 K397
サン=サーンス     さりげないワルツ OP110
サン=サーンス     ものうげなワルツ OP120
ショパン        スケルツォ第2番 変ロ短調 OP31
サン=サーンス / リスト 死の舞踏

・関治子とゲストプレイヤーによる サン=サーンス
ワルツ、マズルカ、バガテル
動物の謝肉祭デュエット ほか

第2部 交流会

軽食・ドリンクとともにサン=サーンスの曲、そのバックグランドなど
関治子とゲストプレイヤー、会場の方々で自由に語らいました。

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2017年10月1日日曜日

第1回演奏会の感想

2017年 樂♪ togetherでは、
「ショパンと24のプレリュード(前奏曲)op28」を
関治子とゲストプレイヤーによるリレー形式で演奏しました。

ゲストプレイヤーとしてご参加いただいた方の声をご紹介します

「人に聴いてもらうために練習するのは久しぶりでしたが、
 すごく楽しかったです。作曲家や曲について、自分で調べて共有することで、
 作家への理解が深まり、曲にどんな思いが込められているかが分かりました。
 ワークショップを通じ、みんなで演奏会を創り上げている感じがしました。」

「曲想を色々なたとえで表現してくださったり、タッチの違いを実際に肌で
 感じ取らせてくださったり、関さんの指導は、とてもわかりやすかったです。
 また、プレイヤーがイメージしている弾き方を尊重し、それをより良いものに
 するためのアドバイスをしてくださったことが、とても印象的でした。」

「「音楽って楽しいな」「ピアノを弾くのが好きだったんだ」と改めて気づきました。
受け身ではなく能動的に演奏するのはとても楽しく、同時に奥深く難しいものでした。」

みなさん、記念すべき第1回のゲストプレイヤーにご参加いただき、
本当にありがとうございました。良い経験にしていただき感謝しています。

会場の声をご紹介します

「作曲家や曲の説明を聞いてから曲を聴くという形式はとても良かったです。
 このような形でクラッシックを聴けると楽しいです。」

「本当は聴けないようなプロの演奏を、このようにプレイヤーを目の前にして
 身近な雰囲気の中で聴くことなどないので、心が揺さぶられました。
 ”ゲストプレイヤーと共に”は、ゲストプレイヤーの皆さんにとって財産ですね。
 これからのピアノとの付き合い方が激変すると感じる程の舞台でした。」

「とても面白いコンサートでした。
 目の前でプロの演奏が聴けることも素晴らしかったし、ゲストプレイヤーの
 皆さんの熱意も伝わってきました。」

「奏者の方が代わることで、一曲一曲がよりくっきりと印象に残って、
 とても楽しかったです。」

「プロとゲストプレイヤーのリレー形式のショパンも、途中の説明があったので、
 クラシックの知識がない私も楽しめました。交流会でも普段聞くことのできない
 お話を聞けて、とても楽しく素敵な企画だと思います。」

以上です。栄えある第1回の催しに足を運んで下さった皆さん、
本当にありがとうございました。感想も嬉しく読んでおります。

これからも、樂♪togetherをよろしくお願いいたします。